日記「花ひらく人生」
2007年10月09日
シリウスの暦
明け方の空に見つけたシリウスの輝き・・・
香園の心の中で、まだ、またたきを続けています。
このシリウスという星。
エジプトでは、季節を知る大切な星とされていました。
「70日間空から姿を消していたシリウスが、日の出の太陽とともに
再び空に現れると、ナイル川の氾濫が起こる」
そんな自然の法則を古代エジプト人は発見したのです。
毎年、このシリウスとナイル川の関係を観測し続けた彼らは、
シリウスが日の出と共に現れる周期が3年間は365日、翌年は366日と
4年ごとに1日ズレが生じることも発見しました。
天の法則と、大地の法則はシンクロしている。
その事実を発見した彼らは、シリウスの周期から一年が365.25日であることを割り出しました。
ナイル川の氾濫は農作物の収穫に多大な影響を与えます。
シリウスが太陽と共に昇るこの日は、彼らにとって大切な祭りの日となりました。
さて、こうして編み出した暦は、一年12ヶ月、1ヶ月は30日に余った5日を付け加えたもの。
ところが、閏年を設けなかったため、暦はすこしずつ季節とずれていきました。
「毎年違う日にシリウスを祭る祝いができてよい」と彼らは考えたそうです。
四季の違いが明確でない気候風土であればこそ、こうした考え方も生まれるのでしょうか。
宇宙の法則をどれだけ正確にとらえるか・・・
暦とは、人間が、それぞれの土地で生き延びていくための叡智の結集なのですね。
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