日記「花ひらく人生」
2011年06月22日
真夏日の夏至の夜。原点への回帰、という言葉を思い出す。
真夏日の夏至となりました。
7時を回ってもまだ空は明るい煌めきを残しています。
昨夜から明け方まで眠れない時間を過ごしていました。
丸く煌々とした月に照らされていたせい?
むっとした暑さのため?
いえいえ、今年初めての「蚊」に悩まされたからなのです。
ごく小さなのが音もせず飛び回って、手首の辺り数か所が
ぷっくりと厚く腫れあがってしまいました。
闇のなか飛び起きて、ティートリーの精油をペタペタと塗っておいたら
お陰様で、今朝はポツリと小さな跡を残すのみとなっていましたが。
「蚊」
そんな名前を持つ生命の存在さえ忘れていたほど、
「蚊のいない空間」が当たり前になってしまっていたのでした。
わずか数カ月の間ですのに、そんな空間にすっかり慣れ切ってしまっていた
心と身体がびっくりして、眠りのタイミングを逸してしまったようです。
当たり前、と、思っていたものがある日突然くつがえされたとき。
人の心が受ける痛手は、言葉にも尽くせず、頭では制御しきれないものです。
ショックは大きいけれど、その衝撃によって、自分の中に眠っていた「何か」にスイッチが入り
予期せぬほどの力や知恵が、湧いてくるのではないでしょうか。
自分でも驚くほどポジティブな心の働きが生じてくるのではないでしょうか。
またそれは、記憶の彼方にあった想い出や、ずっと胸の奥深くに温めてきた思いが、
衝撃と共に溢れてくるという貴重な「回帰」の時間でもあります。
そう・・・・身辺から「水」が消えてしまったあのときもそうでした。
当たり前であった水という存在が、どれほどわたしたちにとって根源的なものであったか。
それにつながる道を失ったとき、激しい動揺と、喪失感とが湧きあがるのだということを
いやというほど思い知らされた、あのとき。
自分自身の存在の根底をゆさぶられるような。
身体の内側に眠る遠い遠い、太古の時代に体験した記憶から溢れてくるかのような。
恐怖によって、わたしたちは「水」への憧憬と感謝とを再び思いだしたのです。
さて明日は下弦の月。
水を司るというお月様と共に、電気の明かりを消して、感謝と共に過ごす夜が続きます。
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