日記「花ひらく人生」
2011年10月24日
目には見えなかったものが、見えるようになる時代に。
中秋の名月、十三夜、そして十五夜と、
うつろう月と共に秋が深まってきました。
秋の空は静かに澄み渡っているのに、
人間が住む世界は、なんて騒々しく濁っているのかと
これほど強く思う秋は、これまでに無かったように思います。
飛ぶはずのないものが飛んでいたかとおもえば、
あってはならないものがあるはずのない場所で発見されたり、
埋められていたものが掘り出されてしまったり、
こちらでは700年以上、水の底に眠っていたお船が見つかり、
あちらでは逃亡の果てに引きずり出された者がありました。
ほろほろと、はらはらと、さまざまなものたちが露わになり続けています。
隠蔽する力よりも、明らかに照らし出そうとする力が勝る、季節の訪れなのでしょうか。
それは、また自分自身の心の世界においても同様で、
隠しきれない素直な感情や、奥底にあった思いが、一瞬にしてふわりと
水の表に浮かび上がってくるようにして、如実に見えるようになりました。
自分以外の人たちの感情や思いも、以前にもまして強く感じるようにもなりました。
同じように感じていらっしゃる人が、わたしの周囲には増えてきています。
おもしろいものですね。
こころ、という、目には見えない、はずのものが、
目に見えたり、手に触れたり、できるようになる時代が、すぐそこまで来ているように感じます。
そんな時代を、早く、生きてみたいものだと、思います。
未来にある、そんな時間を、迎えにいきましょうか。この海を渡って。
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